名張 香落渓 第一岩壁 クラッククライミング


2004年4月19日(日)
荒松・田中・本多・坂地・万福(記録)


 8時30分、天王寺出発。10時過ぎ、MCの岩場に到着するが、うわさ通り岩場に続く林道が進入禁止になっていたため断念する。青蓮寺川沿いには第一岩壁・屏風岩・サニーサイド等他にもクラッククライミングのエリアがあるが、荒松氏日く「屏風岩は無理やで!」の一言で、一番手頃なルートがありそうな第一岩壁に決定。県道沿いの広場に駐車し、クライマーが設置したらしい鉄製の梯子で対岸に渡る。眼前に50m位の見事な柱状節理がそそり立っている。エリアの左端にある「WING」(5.9)45mと「直登」(5.10a)15mが―番やさしいルートで、とりあえずその前に荷物を降ろす。クラッククライミングはほとんど経験がないし、去年ケガをしてから約半年ぶりの外岩という事もあり、今回はトップローブでジャミングの練習をするつもりでいたが、ここの岩場は回り込んでトップロープを設置する事が出来ない。終了点はあるが、途中にピンは一本もないし、支点になるような木もない。当然、全てナチュラルプロテクションでリードで登るしかない。そんな事、最初からわかっていたはずであるが、その話題には誰も触れようとしない。ハーネスを着けようともせず、他人事のような顔をしている。無用に時間が過ぎてゆくのに耐えれず、先発を決心してハーネスを着け始めると、まわりに安堵の空気が流れる。とりあえずの仕事はトップロープを設置する事である。出だしは2m位のフィンガークラックでナッツと極小フレンズをセットし、下部テラスに上がる。そこから10m位のハンドサイズクラックが上部テラスまで続く。最初はジャミングで登ろうとしたが、恐いので結局A0になる。中間部位まで何とか伸ばして、ロアーダウンし、本多さんに交代。本多さんは上部テラスまで何とか伸ばす。このテラスから左のダブルクラックを登ると「WING」(5.9)、テラスを利用せずに3m程の広いクラックを直登すると「直登」(5.10a)という事になる。荒松さん・田中さんが「直登」の方の突破を目指すが果せず。このあたりから、重苦しい雰囲気が漂ってくる。終了点まで到達できなければ、フレンズを残置しなければならない。福島労山の恥である。みんなの期待を背負って坂地さんが挑戦。もう一度行くのが嫌なので「終了点に着くまで絶対に降りてくるな!」と檄をとばす。その甲斐があって最後はアブミを駆使し、何とか終了点に達する。5人がかりで、ようやく設置したトップロープであるが、この時点で既に全員終わっていた。この後は、せっかく張ったトップロープを使わないのはもったいないというケチな根性から一通りは登ったものの、気力も体力も失せていた。今回は完全に打ちのめされてしまったが、これで諦めたわけではないからな!
インスボンやヨセミテも私を待っている!クラック技術を身につけるため、今後もこのエリアに通う事を心に誓って岩場を後にしました。
 16時現地出発、小太郎岩を見学(名前は聞いた事があつた。小さな岩場と思っていたら大きな岩だったので、びっくりする)、18時天王寺到着。車のため、酒も飲まず真面目に解散・帰宅。
 いまどきクラックの岩場に通うクライマーなど稀なのか、当日は絶好のクライミング日和にもかかわらず、他に3人だけしか登りに来ていなかった。


(万福)